昔、デザイン会社にデザイナーとして入社した際、当時の室長が飲み会の合間、路上の自動販売機でコカ・コーラの缶を購入して「このコカ・コーラのロゴ、最高やろ。この良さに気が付かず飲むだけの人間と、そうでない人間がおる。世の中はデザインで溢れている。この素晴らしい世界を見る人間になりや。」酔った室長の言葉ですが、その時から自分の周りはデザインが溢れている世界になり、見たもの、触ったもの、感じたものすべてが頭の引き出しにストックされ、以後30年以上、デザインの現場でデザインの仕事をさせていただいています。
時折、デザイン講習の仕事も受けるのですが、その最初の授業は「デザイナーの目をもって街に出掛けよう」です。今でもその気持ちを大切にデザインの仕事に取り組んでいます。
大阪の街をノートパソコンを持ってバイクで駆けつけるデザイナーのイメージで会社のロゴを考えました。(今では車ですがね。笑)